育児休業取得

育児休業取得

ANAORI:入社経歴とお仕事内容にについて教えてください。

豊留:2016年2月1日に穴織カーボンに入社しました。製造職は未経験で入社しました。加工をメイン業務としながら、現在ではグループリーダーを目前として、若年層による人材育成などの管理業務にも携わっています。生産力やスキルアップ、また後輩や部下の成長を促せるように、工場の全体的な状況把握ができるようになりたいと考えています。

ANAORI:未経験で入社されたとのことですが、製造職や工場勤務の魅力、やりがいを感じる瞬間を教えてください。

豊留:未経験に加えて加工職にすごい魅力を感じて入社した訳ではないですが、キャリアや年齢に関わらずやればやるだけ実力が付き、経験がなくても着実にキャリアアップできていると感じます。そして何よりも、一緒に働く仲間と楽しく過ごせて一緒に頑張れる環境があるからこそ、経験がなくても頑張って取り組めてこれたのだと思います。特急案件をスムーズにクリアして敏速に仕上げた時など、営業担当者や上司よりお客様が満足されていると好評価を聞けた時や、集中が必要な加工作業などの仕上がりについて上司や同僚より「いいやん!」と何気ない褒め言葉が聞けた時に、頑張って良かったなという満足感とやりがいを感じます。

ANAORI:高槻171工場の皆さんは、工場を訪れた時や毎月の全体朝礼からも見て取れるように、とても元気で和気藹々とした雰囲気だなと感じています。豊留さんは2023年に1カ月の期間育児休業を取得されましたが、その相談など話しやすい環境だったのですか?

豊留:実は3人目誕生の際に、1週間だけ有給休暇を取得したのですが、このように1カ月という育児休業を申請するのは今回の4人目がきっかけとなりました。会社として男性の育児休業取得の前例がなかったので、話を切り出すきっかけがなく言い出し辛かったのが正直なところです。ただ、4人目ということや両親の協力を仰げる環境ではなかったため、取らざるを得ない状況でした。

ANAORI:会社としても初めての事だったので、制度とは言え周囲の方々の理解や取得までのさまざまなプロセスがとても大変だったと思いますが、それを経験した上で、自分自身が得た事を教えていただけますか?

豊留:育児休業取得にあたり制度自体をよく知らなかったので、まず色々と調べていく中で、さまざまなプロセスや情報、多くの手続きがあることを知りとても勉強になりました。仕事と同様に、事前にきちんと調べて準備することの大切さを改めて痛感しました。休業中は、業務の引き継ぎをしていたとしても多少の不安はありましたが、自分が目をかけておく必要があるスタッフを別のスタッフがちゃんと見てくれていたりと、みんながカバーしてくれたお陰で、最終的には業務を考えることなく育児に専念することができました。そして何よりも子供の成長からさまざまな刺激を受けることで、自身の成長にも繋がっていると思います。

ANAORI:育児休業から復帰されて職場の環境変化はありましたか?また、この制度を他の男性社員にも勧めたいと思いますか?

豊留:復帰後も今までと変わらず同じ業務に携わり、今までと同じ日常を過ごしています。また、子供の事で休暇をとる必要がある際は、人材不足などで大変な状況の中でもなんとか理解をいただきお休みをいただける環境であり感謝しています。
この様に一度前例ができたら、次に続く方も今まで以上に取得しやすくなると思うので、育児休業制度をより多くの方が利用していける環境になれば良いなと思います。